さて、前回の投稿から数日間が空いてしまった。
危ない。危ない。継続していかなきゃ意味ないからね。
さて、いよいよ。ヤマハルータのIPv6の実際の設定を見ていこうと思う。
今回は、RTX1100を使っていこうと思うが、別の機種でも
ほとんど同じコマンドが使える。
今回の実践例では、ひかり電話ルータ下部に、RTX1100を設置することにする。
前回の投稿で、フレッツ光回線では、ひかり電話契約ありとなしで、
IPv6のプレフィックス情報の配布方式が異なると書いたが、
ひかり電話ルータを経由することで、ひかり電話が、
RAとDHCPv6-PD方式両方でLAN側へIPv6を配布してくれる。
今回は、RAでIPv6プレフィックス情報が流れてくる前提で、
ヤマハルータの設定を行ってみよう。
まず、RTX1100の設定をいったんすべて削除し、LAN側に
IPアドレスを設定。
ip lan1 address 192.168.1.20/24
これで、同一ネットワークのパソコンからtelnet でログインできる。
これだけでは、ヤマハルータにグローバルユニキャストアドレスのIPv6
は割当たらない。ヤマハルータのLAN側に接続してあるパソコンにも
IPv6は割当たらない。
ヤマハルータで以下のコマンドを入力しても
リンクローカルアドレスのIPv6アドレスが表示されるだけだ。
ヤマハルータに以下の設定をすることで、
LAN側に設置したパソコンから、IPv6のサイト
例えば、http://flets-east.jp
にアクセスできるようになる。
ipv6 prefix 1 ra-prefix@lan2::/64
ipv6 lan1 address ra-prefix@lan2::1/64
ipv6 lan1 rtadv send 1 o_flag=on
ipv6 lan1 dhcp service server
ipv6 lan2 dhcp service client ir=on
dns server 2404:1a8:7f01:b::3
その他、例えば IPv6に対応したサイト
には、IPoE IPv6 によるインターネットの通信が可能な
プロバイダと契約していればアクセス可能となる。
上記のコマンドのra-prefix というところで、
RAのプレフィックス情報を利用するよ。という意味になる。
dns server 2404:1a8:7f01:b::3
で、DNSサーバを指定しているわけだが、
2404:1a8:7f01:b::3
は、フレッツ網にあるDNSサーバのアドレスだ。
実機を使って、試してみると理解が深まると思うので
ぜひチャレンジしてみてほしい。
また、今回は、セキュリティのことは考慮してないので、
IPv6のフィルタの設定などはしていないので、
設定してつなぎっぱなしにしておくと、セキュリティ上
あまり望ましくないと思う。
次回は、ヤマハルータでのIPv6のフィルタについて書こうと思う。
それでは、また!
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