今回は、ヤマハルータの時刻を正確に合わせるためのコマンドを
紹介しようと思う。ntpdateというコマンドだ。続けて、NTPサーバのアドレスを入力して使用する。
以下実行例。
# ntpdate ntp.nict.jp
2018/07/30 23:55:30 -84second
実行結果から、標準時間から84秒ずれていたことがわかる。
ちなみに、ntp.nict.jp は
日本標準時グループが提供しているNTPサーバのアドレスだ。
NTPサーバとは時刻同期の元となる時刻を提供してくれる
サーバのことをさす。
装置の時間を標準の時間に合わせておくことは重要だ。
なにかしらのトラブルが起こった時に、複数の装置等の
ログを調べるときに、各装置で時間がずれていると、
突き合わせて調べるのが相当面倒になる。
コマンドで入力する例をご紹介したが、
いちいち打ち込まなくても、定期的に時刻合わせ出来た方が、
便利だ。
その手順は、Web管理画面よりできる。
トップ画面より[詳細設定と情報]を選択し、[本体の設定(日付・時刻、ブザー )]
を選択。
問い合わせ先NTPサーバに、NTPサーバのアドレスを入力する。
NTPサーバによる自動調整の項目で、調整するタイミングを入力。
この例では、毎週日曜日の23時55分とした。
[設定の確定]ボタンを押し、設定内容を保存します。
設定内容を show config にて確認すると、
schedule at 1 */Sun 23:55 * ntpdate ntp.nict.jp
が追加されていることが確認できる。
scheduleコマンドを使うと、コマンドを計画的に実行できるということだ。
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