ヤマハルーターの設定で、 ngn type lan2 ntt というものを見かけることがありますが、この設定の意味は何かご存じでしょうか?
実は、長年、この設定をすると、どんな意味があるのか、私には謎でした。
私が知る限り、ネットを検索しても、「なるほどね!」という説明を見つけること ができずにいましたが、最近、設定の効果を確認できましたので、 この記事では、この設定によりどのような変化があるかをお話ししたいと 思います。
ヤマハルーターの ngn type lan2 nttという設定ですが、 マニュアルなどを参照すると NTT 東日本または NTT 西日本が提供する NGN 網を使用する 設定と説明されています。
だから、それで設定するとなにが ありがたいのだろう?
と長年不思議に思っていました。
今回、この設定あるなしで、劇的にヤマハルータ―で確認できる情報が変わる部分を 発見しましたので、そちらをみてもらおうと思います。
実際のデモンストレーションの動画はコチラ
ngn type lan2 ntt
設定後、設定を保存して再起動すると、
show status dhcpc
を実行して表示される情報量が劇的に変化します。
SIPサーバのアドレス 契約電話番号 追加電話番号 スタティックルーティングの情報などが表示されるようになりました。
SIPサーバとは、ひかり電話を使うための情報を制御するサーバです。
ngn type lan2 ntt を設定する前の
show status dhcpc
の実行結果は以下のようになります。
ngn type lan2 ntt を設定することで、 ひかり電話を利用するためのSIPサーバの情報や 電話番号、SIPサーバと通信をするための スタティックルーティングの情報が、 DHCPのオプション情報として、取得できるようになったと言えます。
これが、 ngn type lan2 ntt という設定行の効果だったということになります。
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