フレッツ光回線で、ひかり電話に契約すると、ホームゲートウェイというものが設置されます。
そのホームゲートウェイの下部に、他のルーターを設置してインターネット接続設定をして利用することが可能ですが、ホームゲートウェイがあることで、直接ONU(回線終端装置)と接続した場合とくらべて、速度低下などが起こるのでしょうか?
上図のパターン①は、ホームゲートウェイの下部にヤマハルーターを設置した構成、パターン②は、ONUに直接ヤマハルーターを設置した構成になります。今回、この2パターンで、速度測定の差が出るかをテストしてみました。
具体的な装置の機種は、ホームゲートウェイがPR500-MI、ヤマハルーターはRTX830で検証しています。
そして、インターネットの接続は、IPoEとPPPoEで試しています。
ホームゲートウェイ(HGW)のあるなしは、PR500のONU接続部分のLANケーブルを外すことで切り替えています。
それぞれ5回ずつ測定してみました。
5月13日土曜日の16時前後ぐらいに測定しました。
ONU+RTX830 IPoE
HGW+RTX830 IPoE
これらの結果を表にまとめると、以下のようになる
以外にも、ONUに直接ヤマハルーターを接続した測定結果よりも、ホームゲートウェイ経由でヤマハルーターを接続したパターンの方が、測定結果が良かった。
同じ機器構成においても、速度測定結果はタイミングにより、だいぶ変わるので、ホームゲートウェイがあった方が速くなるというわけではないだろうけども、IPoE接続の場合、特にホームゲートウェイがあるから、その影響で遅くなるということもなさそうです
PPPoEについても同じように見ていくと
ONU + RTX830 PPPoE
HGW+RTX830 PPPoE
これも表にまとめると
PPPoEに関しては、若干HGW無しの方が、ダウンロードに関しては成績が良かった。これも測定タイミングによるものかもしれないので、一概に、HGWにより速度低下が起きているとまでは言えないのではと思います。
アップロードに関しては、HGWありの方がわずかに測定結果が良かったです。
今回は、PR500でテストしましたが、もっと古いHGW、例えば、
PR400やPR300などでは、結果が変わってくるかもしれませんね。
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