この記事では、ヤマハルータ―の設定を空(から)にする方法をご紹介します。
設定を空にするというのは、初期化するのと同じというわけではないです。
初期化しても、デフォルトの設定がされています。
昔のヤマハルーターでは、初期化すると
設定がまったくなくなりましたが、最近は初期化しても
パソコンをLANポートにつなげた時に、DHCPでIPアドレスを
受け取って設定画面が開けるように、必要な初期設定が入っています。
設定を空にするとは、その初期設定に関してもすべて消してしまうことです。
設定を一旦空にすることで、ヤマハ公式サイトなどに掲載されている設定例などをコンソールから入力する時に、元々の設定行について考える必要がなくなります。
また、設定を空にすることで、古いヤマハルーターをただのスイッチングハブとして再利用するということもできるのかなと思います。
では、実際の操作については、コンソールでの操作になります。
設定を何かしているものであれば、まずは初期化します。
cold start
を実行。
初期化することで、設定行を最も少なくすることができます。
初期化後、show configで設定を表示します。
実行結果をすべてコピーしてメモ帳に貼り付け、行の頭にnoを入力します。
以下、RTX830の例。
no ip lan1 address 192.168.100.1/24
no telnetd host lan
no dhcp service server
no dhcp server rfc2131 compliant except remain-silent
no dhcp scope 1 192.168.100.2-192.168.100.191/24
すべての行の頭にnoを入れたらすべてコピーしてコンソールに貼り付けます。これですべての設定が消去されます。
実際の動作は、以下の動画で確認できます。
あらかじめ、noを行の頭につけたこのconfigをメモ帳に保存しておき、必要な時に使えるようにしておくのも良いかと思います。
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