この記事では、既存のNTTのフレッツVPNワイド環境を、
フレッツ・v6オプションを使ったIPv6の拠点間VPN環境への移行について、
ポイントを解説したいと思います。
ルーターは、ヤマハルーターの利用を想定しています。
フレッツVPNワイドは、PPPoE接続により接続し、拠点間VPNを可能にするサービスですが、1拠点につき月額料金1800円(税抜)かかります。
フレッツVPNワイドの導入については、以下の記事をご確認ください。
3拠点なら1800円×3=5400円で、年間64800円で、
税金も考えると、71280円と言うことになります。
フレッツ・v6オプションを利用して拠点間VPNを構築した場合は、v6オプション自体の月額料金は無料のため、年間7万円以上のコストを削減できます。
しかも、PPPoEは、網終端装置という装置に接続して通信しますが、
フレッツ・v6オプションを利用したIPv6での通信の場合、IPoEでの通信となり、高速化も期待できます。
コストが削減された上に、高速化も期待できるなら、一石二鳥と言えます。
IPv6で拠点間VPNを構築する場合は、ルーターの機能でVPNを構築することになります。つまり拠点間のルーター間で、IPSecなどのVPNトンネルの設定をすることになります。
具体的なヤマハルーターでのIPv6 拠点間VPNの設定については、以下の記事をご覧ください。
ヤマハルーターで設定できるVPNのトンネル数は、制限があります。
機種などにより異なるので、ご注意ください。
フレッツ・VPNワイドの場合、LAN型払い出しというタイプで構築した場合、拠点間は、ルーターでのVPNトンネル設定は不要のため、ルーターのVPNトンネル機能の制約を受けません。
以下が、そのことについての関連記事になります。
今回、紹介する手順としては、既存でVPNワイドで拠点間が通信できるという点を利用して、ある1つの拠点から、他の拠点のヤマハルーターへアクセスして設定することを想定しています。
他拠点のヤマハルーターの設定をするためには、telnetやWebGUIで、アクセスできる必要がありますが、その設定は事前にされているという想定での手順になります。
アクセスの設定は、
【管理】タブ⇒【アクセス管理】⇒【各種サーバの設定】
で実施します。
流れとしては以下のようになります。
続きは以下の記事でご確認ください。
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