この記事では、インターネットVPNで拠点間接続をしている環境で、
拠点側がセンター経由でインターネットを利用する構成について、
ヤマハルーターの具体的な設定をご紹介しようと思います。
上図のようにセンターと拠点は、インターネットVPNで接続されています。
拠点側もインターネットに接続しているので、拠点側の端末がインターネットを参照したければ、拠点側のルーターが接続しているインターネットを利用すれば良いのですが、なにかしらの理由でVPNを経由してセンター側のインターネット接続を利用させることがあります。
その理由とは、例えば、センター側にはUTMが設置されており、
セキュリティ的な理由により、センター側を経由させたいということがあります。
もしくは、その会社が利用しているクラウドサービスが登録されたグローバルIPアドレスからのアクセスしか受け付けないと理由で、センター経由にさせることもあると思います。
このような構成を実現するために、ヤマハルーターに具体的にどんな設定をしたら良いかをこの記事では解説します。
実際に、私が検証した環境が上記のような構成になります。
センター側に、IPoE接続したRTX1210、拠点間VPN用のRTX810を
設置します。拠点側は、拠点間VPN用のRTX830を設置します。
RTX810およびRTX830は、PPPoEによるインターネット接続をしています。
PPPoEの契約は動的IPプランで、固定IPは利用していません。
ネットワークアドレスは、図に示した通りです。
それぞれのヤマハルーターの設定のポイントについては、以下のリンクの記事でご確認ください。
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